研究
オキシタラン(Oxytalan)線維染色法の検討
清野 和夫
1
1東医歯大口腔病理学
pp.917-921
発行日 1970年9月15日
Published Date 1970/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906910
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はじめに
1958年にFullmerおよびLillieは結合組織の中に膠原線維,弾性線維,細網線維とは異質の線維が存在することを見いだし,オキシタラン(Oxytalan)線維と名づけた.Oxytalanはギリシア語由来で,この線維が酸に抗抵性を示すことを意味している.
オキシタラン線維はヒトの歯根膜,歯肉に著明に見られ,腱,膝蓋靱帯,血管外膜,皮膚付属装置周囲,真皮にも存在する.ヒト以外でもサル,ブタ,イヌ,ヒツジ,ウサギ,モルモット,ラット,マウスなどの歯根膜その他に見いだされている.
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