カラーグラフ
Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)—その臨床細菌学的同定法
藪内 英子
1
1関西医大・微生物
pp.832-833
発行日 1970年9月15日
Published Date 1970/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906886
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発育に伴って水およびchloroformに可溶性の青色色素pyocyaninを産生する菌をPseudomonas aeruginosaと同定することはきわめて容易である.けれども実際にはpyocyanin産生能が種々の程度に弱いPaeruginosaの同定および,このよらな菌株とP. aeruginosa以外のpseudomonasとの鑑別が問題になる.ここには6株のP. aeruginosaを用いて,日常の臨床細菌検査の最初の段階を占める血液カンテン平板とTSIの培養所見,色素産生の種々相,ならびに定型的な色素産生の有無に関係なくこの菌種を同定するのに役だつ基本的な性状を掲げた.使用菌株は次ページのとおりである.
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