新しい機器の紹介
2,3凝固機能の器械使用による測定知見—フィブロメーター,プロトロビンタイマーを中心に
岸 月宣博
1
,
木村 寿之
1
,
植野 佳子
1
,
黒川 一郎
1
1札医大病院中検
pp.717-721
発行日 1970年7月15日
Published Date 1970/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906855
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緒言
本邦においては,血液凝固機能検査は日常,用手法によることが多く1),自動凝固機能測定器の知見は必ずしも多くはない2-5).著者らもかつてEmdecoプロトロンビンタイマー(Prothrombin timer)についてプロトロンビン時間(PT),部分トロンボプラスチン時間(PTT),Ca再加時間(ReCa T),トロンボテスト(TT)について若干の検討を行なった6).今回フィブロメーター(Fibrometer:Becton-Dickinson)を検討する機会を得たが,この両者についてPT,Ⅱ,Ⅴ,ⅤⅡ+Ⅹ因子測定の可能性などについて抗凝固剤,組織トロンボプラスチンを,種々変えた条件下で調べたのでここに報告する.
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