研究
比濁法によるβ-リポタンパクの簡易測定法について
高橋 みよ子
1
,
伏見 妙子
1
,
四宮 正
1
,
坂井 精一
1
,
堀川 禮生
1
1札幌第一病院臨床検査科
pp.185-187
発行日 1970年2月15日
Published Date 1970/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906707
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血清中における脂質は,そのほとんどがタンパクと結合し,いわゆるリポタンパクとして存在しているといわれる.このリポタンパクのうち,低密度リポタンパクであるβ-リポタンパクが動脈硬化症などに関与し,脂質代謝異常に重要な役割を持つことが明らかにされている.
このβ-リポタンパクの検査方法は種々あるが,現在,免疫学的方法が日常検査として,広く用いられている.このたび,私たちは混濁沈殿法を利用した比濁によるβ-リポタンパクの簡易測定を,コーワβ-リポテスターによって検討を試みたので報告する.
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