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寄生虫の大量検査
鈴木 黎児
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1東京寄生虫予防協会検査研究部
pp.1267
発行日 1969年12月15日
Published Date 1969/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906640
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編集部の出題は,"寄生虫の大量検査"であった.大量検査とは,マスプロを連想させ,なにか欠陥の内蔵を感じさせる.私たちは,大量検査といわずに集団検査・集団検便といっている.
私たちというのは,日本寄生虫予防会傘下の31支部・準支部(昭和43年度)のことで,これに沖縄の支部が加わる.これらの支部は,昭和43年度,糞便による虫卵検査を1160万2021件,スコッチテープ法によるぎょう虫卵検査を435万5598件実施した.合計1601万7619件というぼう大な検査数で,まさに大量集団検査といえる.
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