技術解説
オートアナライザーSMA−12/30サーベイ型
石井 暢
1
,
小西 麻子
2
1昭和大・臨床病理
2昭和大付属病院中検
pp.1236-1241
発行日 1969年12月15日
Published Date 1969/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906629
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はじめに
オートアナラィザーによる化学分析の仕事は,本誌にも,数多くの報告があり(最新のものは本年4月号)またテクニコン社から各分析法が‘Automation in Analytical Chemistry’として集録され発売されている.このように,本器は一般に普及していると考えられる.わが国においても,すでに10年近くの歴史をもち,チャンネル数でいえば数百チャンネルにも及び,オートアナライザー®は自動化学分析器の別名と誤認されているほどである.
オートアナライザー自身も,1チャンネル器から漸次目的に応じ,チャンネル数を増し,現在,最も新しい多チャンネル型は,いわゆるSMA 12型となり,12種目1時間30検体処理能力のSMA−12/30と60検体処理のSMA−12/60にまで発展した.しかも,SMA−12/30型は検体所要量2.5-3.0mlであるに対し,SMA−12/60型は所要量1.8mlで目的を達するほど微量化に成功している.
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