グラフ
自動血球計数装置—オートアナライザーSMA4
冨田 重良
1
,
南 博迪
2
1兵庫県立尼崎病院研究検査部
2兵庫県立尼崎病院血液検査室
pp.199-202
発行日 1969年3月15日
Published Date 1969/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906356
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現在の自動血球計数器では血液の稀釈・撹拌などにまだ人手を要し,これがまた測定誤差の一因ともなっている.SMA 4は他のオートアナラィザーと同様,連続的流れ分折の原理に従って赤血球数,白血球数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値の4種目を同時に,しかも1時間60検体の割合で自動的に測定記録する完全自動化血球計数装置である.開発後日も浅いゆえか,改良の余地は認められるものの,血球計算の能率化,人為的誤差の排除のためには,画期的な機械であるといえよう.
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