私のくふう
危険液取り扱い用ピペット
村田 徳治郎
1
1ベトレヘムの園病院検査科
pp.954
発行日 1969年11月15日
Published Date 1969/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906571
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今まで人体に有害な揮発性,刺激性の試薬をピペット操作するときは,ゴムキャップその他綿を詰めたサックなどを使用していたが,ゴムキャップの揚合は10ml以上の量の吸引はむずかしい.また,細菌の溶液の定量的なものや粘稠な喀痰,粘液の攪拌はなおさらである.そこでまず第1に吸引力のあるもの,操作が容易で,しかも衛生的で消毒・滅菌なども可能で,日常の仕事場で十分間に合うものでできるものという条件で,くふう考案してみた.
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