ひろば
医学書院器械KK"クンケル・チモール試薬"使用上の2,3の条件
大林 弘幸
1
1静岡県立中央病院検査科
pp.487
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906438
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肝機能検査として膠質反応の意義はいまさらいうに及びませんが,膠質反応試験試薬はいずれの検査室においても作製は煩わしいものです.特にチモール試薬においては,作製法を正しく守ったとしても時としてじょうずにできない場合があります.これには試薬の純度をはじめとして,ちょっとした作製上のミスなど多くの原因があると考えられます.われわれも時としてそのような不運に遭遇することがありました.このような場合この検査法の測定値の変動を考えますとまことに不安なものです.
そこでキット試薬の採用を考え各社キットを選定しましたが,アンプル封入などにより製品化より入手までの変化の少ないもの,開封後の試薬の安定性などを考慮し,医学書院器械KKクンケル・チモール試薬中検用を選定しました。
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