座談会
キット検査薬の長所と短所—新しい生化学検査薬の商品学
斎藤 正行
1
,
正路 喜代美
2
,
鳥田 美恵子
3
,
松村 義寛
4
1東大分院・生化学
2東大病院・中検
3専売公社東京病院・中検
4東女医大・生化学
pp.140-148
発行日 1969年2月15日
Published Date 1969/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906339
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臨床化学検査に用いられる試薬は種類が多く,また不安定なものは長く保存できないので,しばしば調製することになる.これを1カ所で大量に作ると,品質は一定して,コストは当然下がるわけである.このような意味で,調製試薬・キット試薬などが盛んに出回るようになった.これらの調製試薬やキット類には長所もあるが,また欠点もあるので,そのへんの理解をよくつけておかないと,検査が不正確になる.適切な使いかたをすれば,検査の能率がよくなり,しかも精度も向上するので,将来,積極的に取り入れることが望ましいものである.
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