主要疾患と臨床検査・1【新連載】
肺疾患の臨床検査(1)
高橋 昭三
1
1結核研究所細菌学研究科
pp.43-47
発行日 1969年1月15日
Published Date 1969/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906310
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臨床検査室は,生きている患者の体内をさぐる触手の何本かであることは,肺疾患の場合でも同じである,臨床医は,それをたよりにして,各触手からの情報を総合して,診断を確定し,治療方針を定めてゆくのである.肺疾患については,おおよそ2群の検査が行なわれる.第1群は,臨床生理学的検査で,呼吸機能に関する検査であり,第2群は,痰・血液などの検体についての検査である.今回は,第2群の検査について述べることとする.
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