私の工夫
寒冷凝集反応の際の血球浮游液
山本 五郎
1
1国立京都療養所
pp.329
発行日 1961年5月15日
Published Date 1961/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905835
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寒冷凝集反応用の血球浮游液は,通常O型の赤血球を用いることになつている。
O型血球を用いるのは,大量の検査をする場合には,たしかに能率的でよい方法である。しかし私どもの所のように,年間せいぜい6〜7件位しかなく,しかも一度に1〜2件しか行わないといつた程度のところでは,O型血球を用いるのは,かえつて不便でもある。第一,O型血球を常にそなえておく訳にもゆかないし,またO型の人を,常日頃マークしておいて,用時採血するという不便もある。
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