今月の主題 臨床検査技師の教育
総論
検査技師教育―教育の現場から
北村 清吉
1
Seikichi KITAMURA
1
1神奈川県立衛生短期大学
キーワード:
検査技師教育の変遷
,
国家試験
,
臨床検査・医療科学の多様化
Keyword:
検査技師教育の変遷
,
国家試験
,
臨床検査・医療科学の多様化
pp.1634-1646
発行日 2002年12月15日
Published Date 2002/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905297
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当初,衛生検査技師は名称独占,都道府県知事免許で教育は2年制,指定規則・指導要領によって教育し,免許は衛生検査技師試験に合格することが条件であった.法律改正で,臨床検査技師に独占業務が加わり国家試験制度に昇格し厚生大臣免許となった.教育は3年制となった.衛生検査技師は承認大学で厚生大臣指定科目を履修することで国家資格の免許を取得できることになった.その後,指定規則改正を受けて,すべての受験者が全科目を受験することとなり,直近の改正では,主となる教員は,臨床検査技師3名以上とし,学校の責任で多様な教育をすることとなった.今後の課題として,資格制度を統一すること,一様一律の教育から脱却すること,EBMによる医療科学の発展をめざすことが求められる.
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