特集 造血器腫瘍
Ⅲ 検査法の基礎知識
1.骨髄・リンパ節生検検体の取り扱い
安達 章子
1
,
田丸 淳一
1
Akiko ADACHI
1
,
jun-ichi TAMARU
1
1埼玉医科大学総合医療センター病理部
pp.1248-1252
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905224
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はじめに
悪性リンパ腫,白血病という造血器腫瘍の診断および病変の拡がりを把握するために骨髄・リンパ節を採取することが必須であり,その的確な判定,診断のためには検体の採取,処理を適切に行うことが最も重要である.造血器腫瘍は科学・医学の進歩に伴い,その検索方法も最も多様化している領域といっても過言ではない.したがって,その検体処理方法も複雑化してきている.本稿では骨髄・リンパ節検体の取り扱い方の実際について概説する.
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