今月の主題 臨床検査測定値の標準化
座談会
臨床検査値の標準化Q&A―どこまでできるのか
濱崎 直孝
1
,
小西 奎子
2
,
牛島 義雄
3
,
木下 幸子
4
,
桑 克彦
5
,
菅野 剛史
6,7
Naotaka HAMASAKI
1
,
Keiko KONISHI
2
,
Yoshio USHIJIMA
3
,
Sachiko KINOSHITA
4
,
Katsuhiko KUWA
5
,
Takashi KANNO
6,7
1九州大学大学院医学研究院臨床分子医学
2国立金沢病院臨床検査科
3群馬大学医学部附属病院検査部
4九州大学医学部附属病院臨床検査部
5筑波大学医療技術短期大学部
6浜松医科大学
7浜松医科大学附属病院
pp.897-907
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905167
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菅野(司会)最近,厚生省では病院の層別化を意図し,それによって病診連携,病病連携といった視点での診療が強調されています.さらに患者紹介率30%以上が言われるなど,地域医療が非常に重要視されてきています.このようななかで,今回のテーマである臨床検査値の標準化,つまり臨床検査値をいかに共有していくかということは重要な問題だと思います.本日は,各地域で標準化に取り組まれている先生方に,実際的なお話を伺いたいと思います.
検査値の標準化については九州地区ではすでに取り組みが進んでいますが,まず初めに,なぜこのような臨床検査値の標準化が行われるようになったのか,濱崎先生のお考えはいかがでしょう.
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