今月の主題 自動機器分析に要求される標準化
技術解説
校正方式の標準化
桑 克彦
1
Katsuhiko KUWA
1
1筑波大学医療技術短期大学部衛生技術学科
キーワード:
校正
,
酵素標準物質
,
ERM
,
検量用ERM
,
実試料K値
,
不確かさ
Keyword:
校正
,
酵素標準物質
,
ERM
,
検量用ERM
,
実試料K値
,
不確かさ
pp.864-871
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904459
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標準化の作業では標準物質が最も重要な役割を果たす.標準物質の表示値が再現できるように分析装置の測定目盛りを合わせることが校正である.酵素活性の測定では,標準物質(ERM)および検量用ERMを用いて検量を行い,これにより検量係数(K)を設定する.このKが実試料K値であり,汎用型の自動分析装置において一定周期で設定する.そのための判断基準は不確かさをもって充て,さらにこれをフォローするためにQA用試料を用いた正確さの管理を行う.
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