今月の主題 毒物検査
症例
救命救急医療における毒物中毒―日本医科大学病院救命救急センターにおける中毒症例
宮内 雅人
1
,
二宮 宣文
1
,
山本 保博
1
Masato MIYAUCHI
1
,
Norihumi NINOMIYA
1
,
Yasuhiro YAMAMOTO
1
1日本医科大学救急医学教室
キーワード:
薬物中毒
,
外国薬
,
インターネット
Keyword:
薬物中毒
,
外国薬
,
インターネット
pp.1541-1544
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904623
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
第3次救急施設としての役割を果す救命救急センターの疾患は多岐にわたる.中毒症例においては診断治療よりもまず救命処置が優先されることもあり,必ずしも初療の段階で原因が判明するとも限らず,ときに事件性を帯びた症例も経験する.当院での症例の内訳は依然として精神・神経薬服用による中毒症例が多いが,ここ数年では外国人や外国薬服用による症例,またインターネットを利用して購入した薬物による中毒症例もみられるようになった.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.