今月の主題 薬物検査
技術解説
薬物中毒の分析法
小澤 和雄
1
,
黒岩 幸雄
1
Kazuo OZAWA
1
,
Yukio KUROIWA
1
1昭和大学病院薬剤部
キーワード:
薬物中毒
,
分析
,
薬物スクリーニング
Keyword:
薬物中毒
,
分析
,
薬物スクリーニング
pp.433-437
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902437
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薬物中毒において中毒原因物質を分析することは治療の一助となりうる.同定をすることにより治療の方針を立て,定量することにより中毒の重症度に関する指標が得られる.しかし,薬物分析に時間がかかりすぎると得られた結果も臨床的には役に立たないものとなってしまうので速やかに結果を出す必要がある.そこで今回は,中毒時の薬物スクリーニングに汎用されているTOXI-LABと最近利用施設が増えてきたREMEDi-HSを中心に薬物中毒の分析法について解説する.〔臨床検査39; 433-437, 1995〕
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