今月の主題 心電図
技術解説
体表面電位図
安保 泰宏
1,2
,
渡邉 佳彦
1,2
Yasuhiro ABO
1,2
,
Yoshihiko WATANABE
1,2
1藤田保健衛生大学医学部内科
2坂文種報徳会病院循環器内科
キーワード:
体表面電位図
,
等電位線図
,
等積分値図
,
偏差図
Keyword:
体表面電位図
,
等電位線図
,
等積分値図
,
偏差図
pp.1481-1489
発行日 1999年11月15日
Published Date 1999/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904250
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体表面電位図(体表面心臓電位分布図)はわが国では山田らの87誘導点法がよく用いられている.その特徴は,心起電力の空間的,時間的な詳細な変化を体表面から捉えることができる点にある.得られた多誘導の心電図から等電位線図,等時線図,等積分値図,偏差図,activation time interval map, QT mapなどが作成され,肥大の程度,虚血・梗塞巣の拡がりや重症度の評価,心室不整脈の発生様式・基質の検討,WPW症候群の副伝導路の推定などに応用されている.
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