今月の主題 深在性真菌症
技術解説
深在性真菌症の微生物学的検査―直接鏡検および分離培養
阿部 美知子
1
,
鉢村 和男
1
,
内山 幸信
1
,
久米 光
2
Michiko ABE
1
,
Kazuo HACHIMURA
1
,
Yukinobu UCHIYAMA
1
,
Hikaru KUME
2
1北里大学医療衛生学部
2北里大学医学部病理学
キーワード:
集菌
,
増菌
,
培養期間1週間
Keyword:
集菌
,
増菌
,
培養期間1週間
pp.176-184
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904003
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深在性真菌症はCandidaのような内因性真菌あるいはAspergillusのような環境中に生息している真菌によって惹起されるが,検体中から分離される菌量が少ないことが多い.したがって培養法による検出限界や分離菌の意味づけという問題がいつもつきまとう.
しかしながら,検査室が易感染性患者の検体を扱うときに,つねに本症を念頭に置いて地道に業務を積み重ねていくなら,必ずや朗報がもたらされると確信する.
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