今月の主題 in situ hybridization
技術解説
in situ PCR法による微量遺伝子の解析
山王 なほ子
1
,
長村 義之
2
Naoko SANNO
1
,
Yoshiyuki OSAMURA
2
1日本医科大学脳神経外科
2東海大学医学部病態診断系病理学
キーワード:
polymerase chain reaction
,
PCR
,
in situ PCR
,
mRNA
Keyword:
polymerase chain reaction
,
PCR
,
in situ PCR
,
mRNA
pp.996-1002
発行日 1998年9月15日
Published Date 1998/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903831
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in situ PCR法は組織切片上ないし個々の細胞内でpolymerase chain reaction (PCR)法を用いて特定の遺伝子の増幅を行い,微量遺伝子を検出する方法として考案された.その概略は,①組織切片の準備,②酵素処理など前処置,③mRNAのcDNAへの逆転写,④プライマーと耐熱性ポリメラーゼを用いたPCR反応,⑥標識プローブによるhybridization,⑥洗浄,発色によるシグナルの可視化.以上のステップから成り立つ.このin situ RT-PCR法の実際と,有用性について述べる.
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