Japanese
English
研究
免疫染色法によるTerminal Deoxynucleotidyl Transferase(TdT)の証明
Study of Terminal Deoxynucleotidyl Transferase (TdT) by Immunocytochemistry
佐藤 ヨシ子
1
,
本間 淑子
1
,
多田 昭子
1
,
北畠 久美子
1
,
小野田 春男
1
,
在家 裕司
1
Yoshiko SATO
1
,
Toshiko HONMA
1
,
Akiko TADA
1
,
Kumiko KITABATAKE
1
,
Haruo ONODA
1
,
Yuji ZAIKE
1
1東京大学医科学研究所附属病院検査部
1Department of Laboratory Medicine, The Institute of Medical Science. The University of Tokyo
キーワード:
TdT
,
塗抹標本
,
免疫細胞化学染色法
,
BSA-PO法
,
白血病
Keyword:
TdT
,
塗抹標本
,
免疫細胞化学染色法
,
BSA-PO法
,
白血病
pp.239-241
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903664
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血液細胞の一部に特異的な酵素であるTdTの検出は,白血病疾患の細胞系統を分けるために必要であり,薬剤選択にも重要な役割を果たしている.証明法としては,免疫蛍光法を中心に行われているが,蛍光顕微鏡などの設備が必要で一部の施設でのみ行われている.そこで,一般の施設でも証明できる方法として,免疫細胞化学染色を応用してTdTを染色し証明する方法を開発し,従来法(蛍光抗体染色)とフローサイトメトリーを用いた証明法との比較検討を行った.その結果,免疫細胞化学染色法でも良好な結果が得られたため,その概要を説明する.
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