今月の主題 骨代謝マーカー
技術解説
骨代謝マーカーとしての骨型ALP
小山 岩雄
1
,
中島 孝則
2
,
河井 信一郎
2
,
穂苅 茂
2
,
菰田 二一
2
Iwao KOYAMA
1
,
Takanori NAKAJIMA
2
,
KAWAI Shin ichiroh
2
,
Shigeru HOKARI
2
,
Tsugikazu KOMODA
2
1埼玉医科大学短期大学臨床検査学科
2埼玉医科大学第1生化学教室
キーワード:
骨型アルカリホスファターゼ
,
電気泳動法
,
糖鎖
,
モノクローナル抗体
Keyword:
骨型アルカリホスファターゼ
,
電気泳動法
,
糖鎖
,
モノクローナル抗体
pp.161-165
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903643
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骨型アルカリホスファターゼは骨代謝マーカー,特に骨形成の指標として有用である.本酵索の分析法には,通常の電気泳動法では特に肝型と骨型の分別が困難なことから,試料に各種前処理を行うことで,骨型の分別が容易となる.しかし,多数の試料を同時に測定する場合は,本酵素に対する特異的なモノクローナル抗体を用いたイムノアッセイが汎用される.分析法の向上により,本酵素の生理的意義が解明されつつあることから,最近の本酵素に関する話題についても紹介する.
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