今月の主題 自己抗体・最近の動向
注目されている自己抗体
クラス特異的リウマトイド因子
岩名 輝美恵
1,2
,
青塚 新一
2
,
西岡 久寿樹
3
Kimie IWANA
1,2
,
Shin-ichi AOTSUKA
2
,
Kusuki NISHIOKA
3
1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター臨床遺伝部門
2国立国際医療センター研究所免疫研究室
3聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
キーワード:
リウマトイド因子
,
慢性関節リウマチ
,
isotype
Keyword:
リウマトイド因子
,
慢性関節リウマチ
,
isotype
pp.523-528
発行日 1997年5月15日
Published Date 1997/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903311
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リウマトイド因子(RF)には,IgM-RF,IgG-RF,IgA-RF,IgE-RFの存在が知られている.RFisotypeはラジオイムノアッセイや酵素免疫法によって測定され,測定キットが開発市販されている.IgM-RFは慢性関節リウマチの活動性と相関すると言われており,IgG-RFは活動性以外に関節外症状との関連を指摘されている.IgA-RFは活動性や骨びらんと,IgE-RFも関節外症状との関連性を報告されている.しかし,いずれの評価も確定しているわけではなく,病態とのかかわりなど今後もRF isotypeの研究解明が必要である.
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