シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
蛍光イメージアナライザー
丹羽 正弘
1
,
Grace S.P.YU
1
,
山口 宏一
1
Masahiro NIWA
1
,
Hirokazu YAMAGUCHI
1
1(株)ビー・エム・エル研究開発三部内分泌疾患研究課
キーワード:
蛍光イメージアナライザー
,
ミトコンドリア遺伝子変異
,
ヘテロプラスミー
Keyword:
蛍光イメージアナライザー
,
ミトコンドリア遺伝子変異
,
ヘテロプラスミー
pp.189-192
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903245
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はじめに
ポリアクリルアミドゲル(PAG)電気泳動法やアガロースゲル電気泳動法で遺伝子検査を実施する場合,得られた画像を写真などに記録することがある.蛍光イメージアナライザーとは,蛍光色素で染色もしくは標識されているDNA分子の電気泳動像などを2次元の画像として記録,解析する装置である.
蛍光イメージアナライザーを利用した分析方法として,蛍光PCR-RFLP1),蛍光PCR-SSCP2,3,多色蛍光PCR-SSCP4)★や蛍光式のDNAオートシークエンス法が知られている.イメージアナライザーには,コンピュータが付属しており,データが蓄積,記録,保存できるため多数の検体を処理するのに適している.また,アイソトープを使用しないため,一般の実験室や検査室で遺伝子の解析を行うこともできる.
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