Japanese
English
研究
多項目自動分析装置におけるPLT ClumpsおよびRBC Agglutinationに関するIPメッセージの評価
Evaluation of IP Message Related to PLT Clumps and RBC Agglutination on Automatic Hematological Analyzer
内田 けい子
1
,
熊谷 崇
1
,
熊谷 エツ子
2
,
大塚 邦子
1
,
岡嵜 公士朗
1
,
宇治 義則
3
,
岡部 紘明
3
,
楠田 元春
4
Keiko UCHIDA
1
,
Takashi KUMAGAI
1
,
Etsuko KUMAGAI
2
,
Kuniko OTSUKA
1
,
Koushiro OKAZAKI
1
,
Yoshiharu UJI
3
,
Hiroaki OKABE
3
,
Motoharu KUSUDA
4
1熊本大学医学部附属病院中央検査部
2熊本大学医療技術短期大学部
3熊本大学医学部検査医学講座
4東亞医用電子株式会社
1Department of Center Laboratory for Clinical Investigation, Kumamoto Univeristy Hosital
2Department of Medical Technology, College of Medical Science, Kumamoto University
3Laboratory Medicine, Kumamoto University, School of Medicine
4Toa Medical Electronics CO. LTD
キーワード:
EDTA依存偽性血小板減少症
,
自動血球分析装置
,
IPメッセージ
,
赤血球凝集
Keyword:
EDTA依存偽性血小板減少症
,
自動血球分析装置
,
IPメッセージ
,
赤血球凝集
pp.481-485
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902898
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自動血球計数装置で血球を測定する場合,まれに正しく計測できないことがある.つまり,EDTAによって血小板(PLT)が凝集する検体および寒冷凝集素によって赤血球(RBC)が凝集する検体では,みかけ上PLTおよびRBCが低値を示す.このような偽性血球滅少を捉えるための指標として,シスメックスNE-8000におけるPLTclumps,RBC agglutinationおよびRBC abnormal dis-tributionに関するIPメッセージが有用であるか否かを調べた.その結果,これらのIPメッセージによって,血小板および赤血球の凝集の有無を血算と同時に把握することができた.なお,PLT clumpsメッセージが表示された検体のうち,塗抹標本で血小板凝集が観察されたのは87.2%であった.
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