今月の主題 活性酸素とSOD
活性酸素とSODの基礎知識
SODの種類と生理的意義
小川 健一
1
,
浅田 浩二
2
Ken'ichi OGAWA
1
,
Kozi ASADA
2
1京都大学大学院理学研究科分子植物科学講座
2京都大学食糧科学研究所
キーワード:
家族性筋萎縮性側索硬化症
,
スーパーオキシドジスムターゼ
,
生物界分布
Keyword:
家族性筋萎縮性側索硬化症
,
スーパーオキシドジスムターゼ
,
生物界分布
pp.137-145
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902819
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SODはスーパーオキシド(O2-)を過酸化水素と酸素へ不均化する反応を触媒する酵素であり,銅と亜鉛を含むCuZn-SOD,鉄を含むFe-SOD,マンガンを含むMn-SODの3種が存在する.SODの反応は拡散律速であり細胞内では蛋白質濃度などが高いため拡散が抑制されることを考えると,SODの生理的機能にとってSODのO2-生成部位,標的分子への局在性が重要である.〔臨床検査40:137-145,1996〕
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