特集 免疫組織・細胞化学検査
抗原の種類による応用例
3.細胞骨格
逸見 明博
1
Akihiro HENMI
1
1山梨医科大学病理学第2講座
pp.99-102
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902681
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はじめに
真核細胞の細胞質には蛋白線維の複雑なネットワークがあり,これらの構造を細胞骨格と総称している.細胞骨格にはマイクロフィラメント(microfilament;MF),中間径線維(intermediate filament; IF),微小管(microtubule; MT)の3つの主要骨格と,それぞれの線維に結合する種々の関連蛋白が含まれる1).ここではこれらの要素について概略を記し,細胞骨格の免疫染色の応用例として組織の全載標本を用い,共焦点レーザー走査顕微鏡(CLSM)での観察例を提示する.
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