目でみる症例―検査結果から病態診断へ・33
自己免疫性高カイロミクロン血症―自己抗体とLPL,HTGLとの結合
木原 進士
1
,
松沢 佑次
1
Shinji KIHARA
1
,
Youji MATSUZAWA
1
1大阪大学医学部第2内科
pp.1073-1075
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902602
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検査結果の判定
自己免疫性高脂血症とは自己抗体が,リポ蛋白代謝に重要な,酵素や受容体などに対して産生され,その欠損症類似の病態を呈するものである.
自己免疫性高カイロミクロン血症は,血中の中性脂肪(TG)分解のKey Enzymeである,リポ蛋白リパーゼ(LPL),肝性リパーゼ(HTGL)が自己抗体によって阻害され発症する1).
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