座談会 PartⅢ 最近の進歩・2
遺伝子検査
村松 正實
1
,
山森 俊治
2
,
桜井 兵一郎
3
,
高久 史麿
4
,
河合 忠
5
1埼玉医科大学生化学第Ⅱ
2(株)三菱化学ビーシーエル遺伝子解析部
3(株)三菱化学ビーシーエル
4国立国際医療センター
5自治医科大学臨床病理学
pp.465-468
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902447
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河合 実は遺伝子の変化を捉えるいう検査は,いわゆる遺伝病で古くから行われていたわけです.従来は1遺伝子の変化が起こるとそれが即病気につながる単因子遺伝病という形のもので広く使われていたのですが,だんだん遺伝子検査が広く応用されるようになると,日常,普通にみられるような病気,いわゆるcommon diseasesについても遺伝子変化の存在が,だんだんわかってきて注目されてきました.
村松先生,多因子遺伝病が注目されてきた背景を少しご説明いただけますか.
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