座談会 PartⅡ・2
遺伝子検査
高橋 正宜
1
,
引地 一昌
2
,
島田 馨
3
,
河合 忠
4
1(株)エスアールエル研究所・八王子ラボラトリー
2(株)エスアールエル遺伝子部
3社会保険中央総合病院
4自治医科大学臨床病理学
pp.105-108
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902348
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血液疾患の遺伝子解析
河合 遺伝子検査の中でも特に注目されている分野に癌があるんですが,癌のうちでも最も日常診療に広く応用されている血液疾患の分野での,最近の動きを,高橋先生,紹介していただけますか.
高橋 白血病はいろいろ染色体異常を起こしますので,形態学的に核型分析が行われます.培養してPHAで芽球化し,metaphase (分裂中期)でもって白血病にしばしば起きてくる転座を見る,という方法が形態学で行われているわけです.
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