今月の主題 敗血症
話題
エンドトキシンショックとサイトカイン
藤原 俊文
1
Toshifumi FUJIWARA
1
1自治医科大学附属大宮医療センター総合医学講座I
キーワード:
エンドトキシンショック
,
サイトカイン
,
TNF
Keyword:
エンドトキシンショック
,
サイトカイン
,
TNF
pp.1427-1429
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902311
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1.はじめに
グラム陰性桿菌によるエンドトキシンショックは,死に至る重篤な病態である.その発症因子としてサイトカインが注目されている.IL-1,TNF (tumor necrosis factor)など炎症性サイトカインは感染に際して局所免疫担当細胞から産生分泌され,微量な濃度で炎症反応を惹起し生体防御に関与するが,全身性の放出は多臓器傷害,ショックを起こす.ここではTNFを中心にサイトカインとエンドトキシンショックの関係について概説する.
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