今月の主題 臨床検査の効率性をめぐって
話題
検査業務の定量化串刺しダンゴプロジエクト
只野 寿太郎
1
Jutaro TADANO
1
1佐賀医科大学検査部
キーワード:
検査業務
,
作業の定量化
,
作業効率分析
,
串刺しダンゴ法
Keyword:
検査業務
,
作業の定量化
,
作業効率分析
,
串刺しダンゴ法
pp.1047-1051
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902101
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1.はじめに
1992年,全国国立大学病院検査部会議は,①増加する業務を技師の増員なしで処理している,②多くの施設が自動化,システム化に億を超える投資を行っている,③オーバーフローした仕事が外部委託に回り,病院経費を圧迫している,などの事態に対応するため,検査業務の客観化・定量化を目的として小委員会を発足させた.この委員会の幹事として佐賀医科大学が指名され,1993年に定量化プロジェクト(通称"串刺しダンゴプロジェクト")の試行結果が報告された.1994年富山で開催された会議には名古屋大学,山口大学,鹿児島大学の3大学が新たに加わり,それぞれの施設での取り組みが報告された.ここでは定量化プロジェクトの方法,検査業務量の定量化・客観化の実例を示す.
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