学会だより 第34回日本臨床血液学会総会
血液学をめぐる多彩な内容を盛り込んで
池田 康夫
1
1慶應義塾大学内科
pp.270
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901458
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第34回日本臨床血液学会総会が,近畿大学医学部内科堀内篤教授のもと,1992年11月5~7日の3日間,大阪で開催された.臨床血液学会は年々大きくなっており,内容も多岐にわたるため,3つの大会場のほか,6か所の口演会場,7か所のポスター会場に分かれて行わなければならないほどであった.参加人数は約2,900人であり,すべての演題をフォローすることはまったく不可能であるばかりでなく,分野の重なるシンポジウム,一般演題が同時刻に行われる事態が避けられないほどで,会長をはじめプログラムを組んだ方々のご苦労は大変だったと思う.
会長講演は,堀内教授が最も造詣の深い「造血器腫瘍の治療の合併症と対策」についてで,優れた臨床家の目で分析した教室の長年の成果を話され,会員一同に深い感銘を与えた.
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