今月の主題 皮膚
総説
皮膚科学の進歩
今山 修平
1
,
堀 嘉昭
1
Shuhei IMAYAMA
1
,
Yoshiaki HORI
1
1九州大学医学部皮膚科学教室
キーワード:
皮膚科
,
病因論の進歩
,
レーザー治療
Keyword:
皮膚科
,
病因論の進歩
,
レーザー治療
pp.707-712
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901135
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病因の解明と治療の進歩を中心に,表皮の破壊性・炎症性・増殖性疾患,色素異常症,血管の炎症性・増殖性疾患の順に解説した.すなわち,①表皮ケラチノサイト間の接着分子と,それに対する自己抗体により細胞接着が破壊される天疱瘡群,およびその先天的な形成不全症,②表皮を場としたアレルギー反応における担当細胞とサイトカインの違い,およびその反映としての接触性皮膚炎とアトピー性皮膚炎,③ケラチノサイトの分化増殖の促進因子とその異常症としての乾癬,④色素産生の制御因子としての増殖因子とその異常症,⑤血管炎と血管腫の新しい診断,⑥血管腫と色素異常症に対するレーザー治療を取り上げた.〔臨床検査36:707-712,1992〕
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