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増刊号特集 最近のトピックス2022 Clinical Dermatology 2022
5.皮膚科医のための臨床トピックス
新型コロナウイルスが皮膚科診療にあたえた影響—新型コロナウイルス感染拡大第一波における外来診療の実態について
Adverse effects of new coronavirus infection on dermatological practice:Actual conditions of outpatient clinics in the first wave of COVID-19
矢口 均
1
Hitoshi YAGUCHI
1
1大泉皮膚科クリニック
1Oizumi Skin Clinic, Tokyo, Japan
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
皮膚科
,
外来診療
,
患者数
,
個人防護具
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
皮膚科
,
外来診療
,
患者数
,
個人防護具
pp.158-160
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206676
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summary
令和2年(2020年)初頭,新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい,日本中に感染が拡大した.2020年4月には東京,神奈川,埼玉,千葉,大阪,兵庫,福岡の7都府県を皮切りに緊急事態宣言の対象が全国に拡大した.同年4月,5月の医療機関は,「不要不急の外出は避けよう」という政府からの感染拡大対策による患者の「受診控え」が大きく影響し,患者数・総収入が大きく減少した.日本臨床皮膚科医会(以下:日臨皮)では,コロナ禍の影響の実態を把握するために日臨皮会員を対象にアンケート調査を実施した(診療所:647施設,病院:114施設).アンケート調査の結果を中心に,令和2年3月〜6月の,1か月の受診患者数,総収入,診療の実際(電話等初診・再診など),交付金・助成金などの申請状況,感染予防に必要なマスク等の個人防護具(personal protective equipment:PPE)の充足状況等について,新型コロナウイルス感染拡大第一波における外来診療の実態を報告する.
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