特集 アレルギーと自己免疫
III.自己免疫疾患
2.自己免疫疾患の検査
1)免疫グロブリンとクリオグロブリン
大谷 英樹
1
Hideki OHTANI
1
1北里大学医学部臨床病理学
pp.151-153
発行日 1991年11月30日
Published Date 1991/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900828
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免疫グロブリン
血中濃度の高いmalor immunoglobulin,すなわちIgG,IgAおよびIgMは容易に測定され,臨床的に広く利用されている.これらの免疫グロブリンの増加は,次の2つの様式で起こる1).すなわち,多クローン性(polyclonal)の免疫グロブリン増加と単クローン性(monoclonal)の増加である.両者を鑑別するためには,電気泳動による蛋白分画で,γ分画の形状をよく観察することがたいせつである.
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