Japanese
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研究
振動覚閾値の定量的検査法―振動感覚計TM-31Aによる検討
Quantitative Measurement for Vibratory Perception Threshold : Using a New Vibrometer TM-31 A
嘉門 信雄
1
Nobuo KAMON
1
1金沢大学医学部第二内科
1The Second Department of Internal Medicine, School of Medicine, Kanazawa University
キーワード:
振動覚閾値
,
振動感覚計
,
糖尿病
,
糖尿病性神経障害
,
老化
Keyword:
振動覚閾値
,
振動感覚計
,
糖尿病
,
糖尿病性神経障害
,
老化
pp.1111-1115
発行日 1990年9月15日
Published Date 1990/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900276
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健常者を対象に振動感覚計TM-31Aを用いて下肢内踝部における振動覚閾値を測定し,その正常値について検討を加えた.健常者(男性,1030例)の振動覚閾値は,対数正規型分布を呈した.振動覚閾値には,有意の日内差ないし日間差はなく,女性(111例)との対比でも性差は認められなかった.また,肥満による影響も示されなかった.しかし,年齢差があり,振動覚閾値と年齢間には有意の正相関が認められた(r=0.425, p<0.001).
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