今月の主題 リハビリテーション―臨床検査の役割
検査計画
リウマチ
東 威
1
Takeshi AZUMA
1
1聖マリアンナ医科大学東横病院内科
キーワード:
リウマトイド因子
,
CRP
,
血沈
Keyword:
リウマトイド因子
,
CRP
,
血沈
pp.1619-1622
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900399
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慢性関節リウマチは,全身性自己免疫疾患の一つとされている.原因は不明であるが,素因と感染,女性ホルモン,その他いくつかの因子が複合して自己免疫を生じ,その結果各種サイトカインをはじめとする炎症メディエーターの放出,補体の活性化などがおこり,炎症,関節破壊が進行するものと考えられる.
治療としては,炎症を抑えるための抗炎症療法と,自己免疫を抑えるための免疫療法が中心になるが,薬による内科的治療だけでは不十分な場合が多いので,整形外科的手術療法,リハビリテーション療法を適切に組み合わせて行うことが大切である.
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