今月の特集 こどもと臨床検査
扉
山田 俊幸
1
1自治医科大学臨床検査医学
pp.225
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203536
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臨床検査の学習ならびに実践は成人を対象にしている場合がほとんどで,急に小児ではどうかという場面になると,とまどってしまうことはないでしょうか.薬を処方するとき,体重から処方量を計算するように,小児では年齢や体格に応じた特別対応が必要です.今回,とことん小児の臨床検査にこだわった特集を企画しました.総論では,採血など小児が被検者になる場合の検査側の心構え,検体検査や生理検査のデータの評価に当たっての留意点,特に重要となる小児急性期医療の注意点,小児特有の倫理面の配慮を学習できます.各論では,感染症,循環器疾患,呼吸器疾患,血液・腫瘍性疾患,腎臓・免疫疾患,消化器系疾患,アレルギー性疾患,神経系疾患といった疾患ごとの小児医療の特徴と臨床検査の重要性を学習できます.これで小児への対応も大丈夫,となれたら幸いです.
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