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今月の特集 中枢神経系感染症アップデート
中枢神経系感染症の病理検査
Pathological examination for infectious diseases of central nervous system
高橋 健太
1
1国立感染症研究所感染病理部
キーワード:
感染症の病理
,
形態検索
,
病原体検索
,
HE染色
,
免疫組織化学
,
PCR
Keyword:
感染症の病理
,
形態検索
,
病原体検索
,
HE染色
,
免疫組織化学
,
PCR
pp.1378-1386
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203480
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Point
●感染症の病理検査では,形態検索と病原体検索を同一組織検体上で併せて行う必要がある.
●形態検索では組織中の病原体そのものの観察と,感染に伴う形態学的変化の評価を行う.
●病原体検索では,免疫組織化学による病原体のタンパク質,組織からのPCRによる病原体の核酸などが検査の対象となる.
●生検による中枢神経組織の検体採取は侵襲性が極めて大きい一方,病理検索で必ずしも確定診断に至るとは限らない症例もあり,各種培養検査や血清学的検査の併用が有用となる.
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