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English
今月の特集 クローン性造血に関する知見と課題
クローン性造血から考えられるバイオマーカー
Candidate of biomarkers for clonal hematopoiesis
野本 順子
1
,
小林 幸夫
2
1国際医療福祉大学ゲノム医学研究所
2国際医療福祉大学三田病院血液内科
キーワード:
CHIP
,
DNMT3A
,
TET2
,
ASXL1
,
JAK2
,
PPM1D
,
TP53
,
バイオマーカー
Keyword:
CHIP
,
DNMT3A
,
TET2
,
ASXL1
,
JAK2
,
PPM1D
,
TP53
,
バイオマーカー
pp.1406-1412
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203185
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Point
●クローン性造血(CH)で最もよく変異する遺伝子はDNMT3A,TET2,ASXL1,PPM1D,TP53,JAK2,SF3B1,SRSF2遺伝子である.
●CHの変異がバイオマーカーとなる可能性がある主な疾患には心血管疾患,造血器悪性腫瘍,がん患者の二次性がんなどがある.
●CHに関連した個別化リスク評価や予防医療,標的治療など臨床介入の指標となるバイオマーカーの評価には,前向きな臨床試験での検証が必要である.
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