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また,あの季節がやってきました.その年に流行した言葉を選ぶあれです.何年か前のあとがきで流行語の予想を執筆したことがありましたが,その際は見事にはずれました.これを執筆しているのは10月です.今度こそ的中させてみせましょう.さて,ここ数年は激動の1年であったことは言うまでもありません.新型コロナウイルス感染症の猛威は一感染症にとどまらず,世界経済を巻き込みとんでもない世の中へと変貌させました.やっと希望の光が見え始めていますので,流行語の選出には直接的な新型コロナウイルス感染症関連のワードは外していきたい(“ワクチン”や“変異株”,“自粛疲れ”など).
ここで脚光を浴びる出来事といえば,やはり東京オリンピック・パラリンピックです.オリンピックでは過去最多となる58個(金27個,銀14個,銅17個)のメダルを獲得することができました.無観客開催が決まり,会場は異様な空気が流れていたとも聞きます.会場から声援を送ることはできませんでしたが,この殊勲は選手たちの練習のたまものであり,称賛に値します.本当におめでとうございます.始まる前は中止だ! 開催だ!と国民のなかでは賛否両論ありましたが,無事に開催できたことが本当によかったと思っています(もちろん,今後の検証は必要だと思います).私は学生の頃,バスケットボールをやっていました.その縁もあってか息子たちもバスケットボールをやっています.したがって,男女ともバスケットボールは注目していました.男子は厚い壁にはね返されてしまいましたが,女子は立派な銀メダルを獲得しました! また今回,初めて車いすバスケットボールをテレビで応援しましたが,激しいぶつかり合いや転倒など,ヒヤヒヤドキドキの連続でした.バスケットボールは奥が深いものだと改めて感じました.
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