Japanese
English
今月の特集 薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後
問題となっている薬剤耐性微生物
Antimicrobial resistant bacteria of particular concern in Japan
菅井 基行
1
1国立感染症研究所薬剤耐性研究センター
キーワード:
薬剤耐性
,
AMR
,
腸内細菌目細菌
,
第三世代セファロスポリン
,
ESBL
,
バンコマイシン耐性腸球菌
,
VRE
,
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
,
MRSA
,
USA300
Keyword:
薬剤耐性
,
AMR
,
腸内細菌目細菌
,
第三世代セファロスポリン
,
ESBL
,
バンコマイシン耐性腸球菌
,
VRE
,
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
,
MRSA
,
USA300
pp.506-514
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202708
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Point
●わが国では医療施設での第三世代セファロスポリン耐性Escherichia coli,第三世代セファロスポリン耐性Klebsiella pneumoniae,フルオロキノロン耐性E. coliの分離率が増加傾向にある.
●わが国のカルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症の約18%がカルバペネマーゼ遺伝子保有腸内細菌目細菌による.そのうちの約1割が海外型NDM遺伝子を保有していた.近年,NDM-5保有株による感染症が増加傾向にある.
●わが国では,海外に比べると頻度は依然として低いが,バンコマイシン耐性腸球菌感染症事例が急増している.海外と同様に,広域なアウトブレイク事例が出始めている.
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