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今月の特集 薬剤耐性(AMR)対策の現状と今後
ヒトにおける抗微生物薬の使用
Antimicrobial use (AMU) in human
村木 優一
1
1京都薬科大学臨床薬剤疫学分野
キーワード:
抗微生物薬の使用
,
AMU
,
薬剤耐性
,
AMR
,
サーベイランス
,
AMR対策アクションプラン
Keyword:
抗微生物薬の使用
,
AMU
,
薬剤耐性
,
AMR
,
サーベイランス
,
AMR対策アクションプラン
pp.536-540
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202712
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Point
●“抗微生物薬の使用”(AMU)は,使用された“量”や“日数”を特定期間・範囲にいた人数で補正し,どの程度の選択圧がかかっているのかを示している.
●ヒトにおけるAMUの約90%は内服薬であり,2013年から「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」で目標に掲げられた抗菌薬を中心として減少している.
●AMRにおけるサーベイランスの結果は,単に数値の大小だけに着目するのではなく,影響を及ぼす背景も十分に考慮することが重要である.
●サーベイランスを継続するには簡便に収集できるツールや仕組みの構築が必要であり,正しく利用できる専門家の育成も必要である.
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