Japanese
English
今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
Clostridioides difficile感染症の診断検査
Diagnostic tests for Clostridioides difficile infection
塚本 千絵
1
,
森永 芳智
1,2
,
栁原 克紀
1,2
1長崎大学病院検査部
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野(臨床検査医学)
キーワード:
トキシンB
,
消化管感染症
,
偽膜性腸炎
,
抗原検査
,
遺伝子検査
Keyword:
トキシンB
,
消化管感染症
,
偽膜性腸炎
,
抗原検査
,
遺伝子検査
pp.226-231
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202289
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●Clostridioides difficile感染症(CDI)は,産生される毒素が発症に関与するため,毒素の検出が診断において重要である.
●C. difficileの診断法として,培養法やイムノクロマト法検査に加えて,遺伝子検査が保険適用となった.CDIの診療ガイドラインの診断アルゴリズムでは,イムノクロマト法と遺伝子検査の2段階診断法が紹介されており,遺伝子検査を診療に生かす機会が増えてきた.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.