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今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
HbA1cのその後
HbA1c NGSP standardization, afterward
石橋 みどり
1
1新東京病院臨床検査科
キーワード:
ヘモグロビンA1c
,
HbA1c
,
日本糖尿病学会(JDS)値
,
NGSP値
,
国際臨床化学連合(IFCC)値
Keyword:
ヘモグロビンA1c
,
HbA1c
,
日本糖尿病学会(JDS)値
,
NGSP値
,
国際臨床化学連合(IFCC)値
pp.1400-1405
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202217
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Point
●日本糖尿病学会(JDS)は2010年に糖尿病診断基準を改訂し,ヘモグロビンA1c(HbA1c)が診断基準項目に加えられ,従来のJDS値からNGSP値となった.2013年以降,臨床現場では健診を含めNGSP値のみの運用が定着した.
●わが国では日本医師会サーベイによるHbA1c NGSP値の全方法間の変動係数(CV)は1.5%未満で測定精度は臨床上問題のない状況にある.また,CAP Surveyにおいても5%程度で,NGSP認証試薬の使用が普及している.
●科学的根拠の明確な国際臨床化学連合(IFCC)値をアンカーとするHbA1c測定体系により,NGSP値とIFCC値の関係を把握し,十分な議論がなされることは国際的整合性を維持・推進するために重要である.
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