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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
10章 膠原病・免疫疾患
免疫不全症
Immunodeficiency
浅野 孝基
1
,
岡田 賢
2
1広島市立舟入市民病院小児科
2広島大学大学院医歯薬保健学総合研究科小児科学
pp.536-537
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201999
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免疫不全症には遺伝的背景を背景に発症する“原発性免疫不全症(PID)”と,薬剤使用やヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染,糖尿病に伴い発症する続発性免疫不全症が存在する.そのうち,本稿ではPIDを想定して概説を行う.PIDは非常にまれな疾患であり,その多様性と複雑な病態から,日常診療ではしばしば見逃されがちになる.重症感染症の発症が診断の契機となることが多いが,感染症とは関連のない症状が診断の契機となることもある.
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