特集 変わりつつある免疫不全症
特徴的な免疫不全症 非結核性抗酸菌ならびに真菌に易感染性を示す免疫不全症
岡田 賢
1
1広島大学 大学院医系科学研究科小児科学
キーワード:
カンジダ症-慢性皮膚粘膜
,
易感染性宿主
,
Mendel遺伝型マイコバクテリア易感染性
,
原発性免疫不全症
Keyword:
Candidiasis, Chronic Mucocutaneous
,
Mycobacterium Infections, Nontuberculous
,
Immunocompromised Host
,
Primary Immunodeficiency Diseases
pp.335-340
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020162895
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●非結核性抗酸菌や真菌など、特定の病原体に対して選択的に易感染性を示すIEIが存在する。●BCG、非結核性抗酸菌の排除にはIFN-γが重要であり、IFN-γの産生・作用障害によりMSMDを発症する。●皮膚粘膜局所におけるカンジダ排除にはIL-17が重要であり、IL-17の産生・作用障害によりCMCを発症する。
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