Japanese
English
増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
10章 膠原病・免疫疾患
関節リウマチ・リウマチ性多発筋痛症・高齢発症関節リウマチ
Rheumatoid arthritis(RA)・Polymyalgia rheumatica(PMR)・Elderly-onset rheumatoid arthritis(EORA)
黒田 毅
1
1新潟大学保健管理センター
pp.534-535
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201998
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
高齢人口の増加により関節リウマチ(RA)患者は高齢化し,高齢発症関節リウマチ(EORA)も増加している.EORAは症状がリウマチ性多発筋痛症(PMR)と類似するため鑑別を要する.通常RAは手指,手関節から発症することが多いが,EORAは大関節からの発症も多い.PMRの初発症状は肩,股関節周囲の筋痛が多く,症状のみではEORAと鑑別が困難な場合もある.RAとEORAではリウマトイド因子(RF),抗環状シトルリン化ペプチド(CCP)抗体は70%程度で陽性であるが,PMRでは両者とも陰性である.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.